2012年11月18日に行われた2012 ETJ Kansai Expo の出張に行ってきました。この会では色々なプレゼンターが英語教育のアイディアや英会話教室の運営について教えてくれたりするので、大変ありがたいセミナーです。日本各地で行われますが、大阪は会が大きいので、同じ時間帯に6部屋でそれぞれ違うトピックでセミナーが行われ、事前に内容を読んでおいてどの教室に行くか選べます。私は主に幼児や小学生を対象としたセミナーを選んで参加してます。セミナーはすべて英語で行われますが、日本人講師ももちろんいますが全体的には外国人の方が多いかも。英語教材を紹介するフェアも開催されているので話題の教材や新しい教材を手にとって見れるのも魅力です。この業界も大手英会話学校の倒産により信用不信とか、日本経済の停滞等でなかなか厳しいと思いますが、なんとか頑張って魅力ある学校にしていきたいと思っています。
 最後の時間帯のセミナーで面白いことを聞いたので紹介したいと思います。そのセミナーは、Richard Graham 氏で Genki English の代表者です。以下彼の話の要約です。
 「私たちが子供に英語を教えるとき、声を出しなさい、体を動かしましょう、とか五感を使って指導しますが、小学校の義務教育では、静かにしなさい、椅子にきちんと座りなさいとか、私達がしていることと真逆の方法で教育がされています。いまの日本の義務教育のスタイルはどこから来たか知っていますか?イギリスをお手本に日本の義務教育が始まりました。そのイギリスの教育は産業革命以降、農業をしていた人たちを工場で働けるように訓練するものでした。最低限工場の機械を操作出来ればいいわけですから、それ以下でもそれ以上の教育ではないわけです。社会で大事な経済の事とかは教えません。大学生が卒業して就職を探しますが企業が求める人材はなかなか見つかりません。企業が新しい人材に求めているものは何でしょうか?コミュニケーション能力、チャレンジ精神、創造性だと思いませんか?でも今の日本の義務教育ではこれらの能力が身につきません。」
 彼のセミナーでは具体的な教授方法のアイディアはなかったのですが、「あなたが英語を教える上で障害となっているのは何だと思いますか?」という彼の質問に、黒板に各自自分の悩みを書いて、その中のいくつかについて彼なりの考え方を語るという部分が斬新でした。私は shyness (恥ずかしさ)と書いたのですが、これについて彼が取り上げて喋ってくれたので、嬉しかったです。また時間がある時に彼の教材も研究したいと思っています。